タイヤ交換を自分でやってみよう
長い冬も終わり、桜の便りが聞かれる季節になると冬用のスタッドレスタイヤを当たり前のように装着している地域では、夏タイヤへの履き替えの需要が高まります。
今まででしたら、タイヤ販売店やガソリンスタンドなどで、タイヤの履き替えを当たり前のように行ってきた人がほとんどじゃないでしょうか。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大が広がっており、各自治体でもなるべく人の集まるとこへの外出などを控えるよう求めています。
とうぜん、この時期にタイヤの履き替えとなれば、大手タイヤ販売店には多くの人が詰めかけます。
しかし、今回の事情を考えると、人が多く集まりそうなタイヤ販売店に出向くのをためらう人も多いのではないでしょうか。
そこで、タイヤの履き替えを自分でチャレンジしてはいかがでしょう。
自宅でも車載工具があれば、意外とできてしまいます。
しかし、最近のクルマには車載工具が燃費向上の観点から搭載されていないことが多くあります。
新車購入時にオプションで購入を選択していれば良いですが、そうでなければ車載工具はないのが普通となっています。
そこで、もし車載工具がなければ、ネット販売でジャッキとホイールレンチを購入するとよいでしょう。
タイヤ交換をする場合、必ずクルマを持ち上げなければなりません。
そこでジャッキをクルマにかける場合、ジャッキアップポイントが必ずあります。
ジャッキアップポイントはクルマの取り扱い説明書に明記してあるのでそれを参考とするとよいでしょう。
次にタイヤのホイールナットを外す場合ですが、よく初心者が失敗する例として、ジャッキアップしてからホイールナットを緩めようとすることです 。
しかし、タイヤが宙に浮いた状態でホイールナットを緩めようとしてもタイヤが回ってしまい、緩めることができません。
そのため、クルマを持ち上げる前に取り外すタイヤのナットを少し緩めておくことを忘れないようにしましょう。
初心者がタイヤ交換で最も手間取ることは、タイヤをクルマにはめるときに車体側のハブボルトがホイールの穴にうまく入らないことでしょう。
コツとしては、ホイールのナットの穴を車体側のボルトと同じ位置にくるようにしてタイヤを地面に立てます。
この時になるべくハブボルトに近い位置でタイヤを立てるようにします。
次に、タイヤの両端を両手で持ちながら立ち膝をつきます。
そしてタイヤを持ち上げ膝でタイヤを押さえながらハブボルトとホイールの穴を合わせて取り付けます。
この作業が初心者では最も手間取ることでしょうが、これさえクリアすればタイヤ交換は終わったも同然です。
外出を控えたいこの時期に、タイヤ交換をどうするか悩んでいる方は、一度自分でタイヤ交換にチャレンジしてみるとよいでしょう。
自分のクルマは自分でメンテナンスを行い大事にすることも重要なカーライフです。