過走行車 壊れる

過走行車は何が壊れる?

走行距離が増えてくると、クルマは何かしら故障を起こすのが普通です。


それは定期的にメンテナンスを行ってきても、機械の集合体である以上避けて通ることはできません。

最近は、7万キロや10万キロを走行しても、まだまだ乗り続ける人が増えてきました。

しかし、そこには思わぬ高額となる出費が待ち構えていることも少なくありません。

クルマの基本構造は、昔も今もほとんど変わりません。

走行するためにエンジンが載せられ、その動力を伝えるトランスミッションがありそこからタイヤへ動力が伝えられます。


そして、エンジンは高温となるので、ラジエーターが取り付けられ水を循環させています。

このほか、補器類として発電するオルタネーター、エアコンを使うためにはコンプレッサーが取り付けられています。

このように、基本的な部分はほとんど変わりがなく、壊れれば大きな出費となる部分も昔も今も変わりません。

そこで、過走行で気を付ける点は、走行できなくなる致命的なトラブルです。

例えばラジエーターの水漏れ程度なら、だましだまし乗り続ける人もすくなくありません。

しかし、発電が出来なくなったらどうでしょう。

これはだましだまし乗ることはできなくなり、電気システムのどこに異常があるのか、整備工場でチェックを行う必要があります。

過走行となったクルマで、発電が出来なくなる大きな原因は、オルタネーターの寿命です。

オルタネーターは、交換すると数万円から十数万円とかなり高額となります。

当然リビルト部品があるので、それを取り付ける方法もありますが、それでもかなりの出費を覚悟しなければなりません。

そして、こういった補器類が故障を始めると、クルマは連鎖的に故障し始めることが多くなります。

どうしても同じ時期に組み立てられ、そして作動を始めたわけですから、当然といえば当然でしょう。

大きな出費となる部品が故障したら、すぐに他の部品も故障する可能性を考えて、乗り続けるか検討する必要があります。

長く乗るということは、クルマを買い替えるために大きな出費がない代わりに、故障により、出費がかさむリスクもあるということです。

どちらがいいのかは、クルマに対する愛着の問題や、資金の問題もあるので一概には言えません。

しかし、5年から7年で乗り替えたほうが大きな経費がかからずクルマに乗ることが出来ます。

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