トヨタ・カローラの新型は2019年9月に発売されて、10月、11月は1万台を超える販売台数でよく売れています。
今回のモデルチェンジで、トヨタ・カローラのセダンはかなりかっこいい車になりました。
トヨタ・カローラの新型セダンの外観でいいところは、フロント部分、テールレンズ、ホイールじゃないですか。
最もいいところは、フロント部分ですね。
バンパーの形がシャープになり、バンパーの作りも個性のある造形となって、マークXのような印象です。
ボンネットが広く見えるようになって、これまでのフロント部分よりよりかっこよくなりました。
次にテールレンズですね。
テールレンズ部分にガーニッシュが入っています。
ガーニッシュが加わることでよりインパクトのある車となっています。
これまでセダンは後ろが似ている車が多かったですが、ガーニッシュより一目でトヨタ・カローラと分かるようになりました。
それからホイールです。
ホイールにブラック系があります。
ホイールがブラック系になることで、タイヤが引き立ち、精悍でかっこよく見えます。
トヨタ・カローラの新型は、外観がシャープでおしゃれな車になりました。
これまでのトヨタ・カローラのセダンに乗る人の年齢層は高いイメージですが、よりスポーティになったことで、年齢も幅広くなるでしょうね。
マークXが無くなったのも頷けます。
トヨタ・カローラの内装
トヨタ・ カローラの内装は大衆車の域を超えましたね。
今までのトヨタ・ カローラは、日本国民から一般大衆車として長く親しまれてきました。
内装も、あたり障りがないデザインで、操作がしやすいのが特徴でした。
特に目立ったカスタマイズやカラーリングの設定もなく、年配の方専用車といったイメージが強かったです。
しかし、今回2019年9月にフルモデルチェンしたトヨタ・カローラから内装のカラーやシートの素材を選べるようになりました。
選べるシートの素材と色は、カローラのボディスタイルにより変わります。
セダンとツーリングは同一となります。
シートの素材には、ファブリックシートと合成皮革+ウルトラスェード、合成皮革+メラジン調ファブリックがカローラスポーツに設定されています。
ファブリックと合成皮革+レザテックがセダンとツーリングに設定されています。
どれもシートの形や座り心地は同じのようですが、夏場の熱い時期はファブリックシートのほうが座り心地は良いでしょうね。
ただし、合成皮革を使ったシートのほうが質感が高く、乗る歓びが高くなること間違いありません。
当然シートの色も選べますが、セダンとツーリングではボディカラーによっては選べない内装色があります。
快適装備は、冬場の寒い日にも腰や背中を温めるシートヒーターを運転席と助手席にメーカーオプションで用意しています。
冬の寒い日にシートが温かくなるととても心地よいので、つけることをおすすめします。
ステアリングにも寒冷地仕様とセットでメーカーオプションを設定しています。
また、パナソニックでおなじみのナノイーを搭載することが可能です。
このナノイーはエアクリーンモニターとセットでオプション装着することが出来ます。
このように、年配の方が選ぶカローラから、若い世代でも選びやすい装備やデザインをまとっています。
トヨタ・カローラの中古車相場
トヨタ・カローラは人気車種なので、 中古車市場には多くのカローラが販売され、かなりのペースで入れ替わっています。
トヨタ・カローラは、大衆車として販売され、価格も手頃と考えている人も多いですが、今度のトヨタ・カローラは、新車価格がかなり高額となりました。
乗り出しで300万円を超えてしまうグレードも存在します。
新車では手を出せないと考える人は、新型トヨタ・カローラを中古車で購入することを検討してみるのもおすすめです。
現在流通している現行型のカローラはかなり多く、その車両価格も当然新車より安くなっています。
しかも走行距離が100kmにも満たない未使用者も多いので、新車を買うよりかなりお買い得です。
中古車価格の相場を見てみると、平均230万円程度となっており、新車より安く手に入れることができます。
2019年式トヨタ・カローラのおすすめグレード、HYBRID W×Bを例に価格をみると、中古車車両本体価格で250万円から270万円で、乗り出しは270万円~280万円前後で購入可能となっています。
これは、HYBRID W×Bの新車車両本体価格以下で名義変更が完了し、乗り出すことが出来る価格となり、中古車で購入するとかなりお得ということがわかります。
中古車市場に、自分の欲しいグレード、そしてボディーカラー、またはオプションが装備されたトヨタ・カローラが売られていることも珍しくないです。
当然、中古車市場でも人気があるので、後回しにすればすぐに売却済みとなる可能性は高いです。
中古車情報のgoo-net(グーネット)で中古車検索してみてください。
トヨタ・カローラの魅力とは
トヨタカローラが、2019年9月より12台目の新型車として生まれ変わりましたが、今までより一回り大きく、そしてデザインもシャープで鋭い表情へと生まれ変わりました。
ここで、一回り大きいといいましたが、今までの5ナンバーサイズを超え、3ナンバーサイズへと大きくなっています。
カローラは、1966年に初代が誕生し、長年日本の自動車産業を牽引してきたクルマです。
そしてカローラは、庶民の移動する足として多くの方に支持を得てきました。
そこには、コンパクトで取り回しがしやすいこと、そして低燃費であることが大きな理由となっていました。
しかし、カローラの購買層は、今まで50代以上の年配の方が多く、カローラセダンになると60代から70代が大半を占めてきました。
こういった年齢の偏りは、今後のクルマの存続にもかかわることであり、幅広い年代に支持されてこそ、クルマは生き残ることが出来ます。
そして、トヨタは、5ナンバーの枠を超え、ついに3ナンバーの広いボディーをカローラに与えるとともに、デザインも先進的な明るいデザインへとなっています。
今回のデザインの変更は、骨格の見直しから始まり、低重心でワイドなボディーを手に入れました。
ボディーが大きくなった割に、最小回転半径は5.3m(15インチタイヤ装着車は5.0m)とかなり小回りが利きます。
パワーユニットには、1.2Lターボエンジン、1.8Lハイブリッドエンジン、そして1.8Lガソリンエンジンの3タイプを用意し、燃費性能も高く、そして走りも十分に軽快です。
もちろん安全装備もカローラ全車にトヨタセーフティセンスが標準装備されるなど、先進技術を惜しみなく投入しています。
何といっても、今回のカローラの目玉は、国内トヨタ初搭載となるディスプレイオーディオでしょう。
インパネ中央ディスプレイにスマホ連携機能が搭載されることで、使い慣れたスマホのナビアプリや音楽アプリなどをディスプレイで操作することが出来ます。
このように新しくなったカローラは、今までの取り回しのしやすさや燃費性能をさらに高め、装備にも若者になじめる最新の機能を搭載することで幅広い年代をターゲットとした新しい魅力あふれるカラーに生まれ変わっています。
トヨタ・カローラを購入するなら何がベストか
トヨタ・カローラのボディ形状は、セダンタイプのカローラセダン、ハッチバックのカローラスポーツ、ワゴンタイプのカローラツーリング。
3種類のボディタイプ。
まず、ボディタイプは、自分がどのような使い方をするのかを考えてから選ぶのが一番良いですが、もちろんリセールバリューを考えて選ぶのも間違いではありません。
トヨタ・カローラに限らず現在の日本ではセダンの人気がないので、リセールバリューを考えるならセダンは選ばないほうが良いでしょう。
そして、スポーツとツーリングが残されますが、人気があるのはワゴンタイプなのでカローラツーリングを選んでおけば、下取りや買取価格でがっかりすることは少なくなるといえます。
次に、パワーユニットの選択となりますが、ターボ付きの1.2Lガソリンターボには、MT車しか選べないという欠点があり、AT限定免許では運転できません。
そこで一般的に購入対象から大きく外れることになります。
そこで、残るは1.8Lガソリンエンジンと1.8Lハイブリッドエンジンになりますが、当然燃費性能やリセールバリューを考えると1.8Lハイブリッドエンジンのほうが高くなります。
そこで予算が許せば、ハイブリッドを選択するのが賢い選択といえます。
グレードは、G-X系は走行安定性に大きく関係するリアスタビライザーが装備されていませんので、選択肢から除外することをお勧めします。
そこでW×BもしくはSのどちらかを選択することとなるでしょう。
両グレードの価格差は、セダンタイプで約18万円、ツーリングタイプで約15万円とそれほど大きくないのもポイントです。
W×Bは、贅沢仕様となっていますが、この価格差は実際にSを購入後に同じようにしようと考えても出来る金額ではないので、予算に余裕があればW×Bが良いでしょう。
トヨタ・カローラを選ぶ場合、ツーリングタイプのSまたはW×Bのグレードであれば、リセールバリューも安心して乗れるクルマということになるでしょう。
トヨタ・カローラはハイブリッドとガソリンどちらがおすすめ
トヨタ・カローラには、ガソリンエンジンモデルのほかに、歴代初となるハイブリッドモデルがラインナップに加わっています。
当然、ハイブリッド車のほうが車両本体価格で40万円程度高くなるので、トヨタ・カローラを購入する際には、大きく悩むところとなるでしょう。
トヨタ・カローラに用意されているパワーユニットは、カローラスポーツに1.2Lガソリンターボエンジンと1.8L+モーターのハイブリッドエンジンの2つのユニットが、カローラセダンとツーリングには、この2つに加え1.8Lガソリンエンジンが加わり3つのパワーユニットがあります。
これらのエンジンの特徴の違いは、当然燃費と走りの違いとなりますが、一番大きな違いは6MTが1.2Lガソリンターボエンジンであれば選ぶことが出来るということでしょう。
マニュアルミッションを操り、走る楽しみを味わいたいのであれば、1.2Lガソリンターボエンジンを間違いなく選ぶことをお勧めします。
特にカローラスポーツでは、iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を搭載しているので(セダン、ツーリングにも搭載)スムーズな発進ができるほか、スポーツモードにすれは変速時にエンジン回転を合わせるのでスポーティーな走行が可能となります。
新型カローラのデザインは、かなり戦闘的なデザインに生まれ変わっているので、走りを存分に楽しみたい方には、1.2Lガソリンターボエンジンがおすすめです。
ただしスポーツ以外は、W×Bのグレードしか選ぶことが出来ません。
ハイブリッド車は、当然燃費性能がずば抜けて優れた車両なので、燃費重視の走行や夜間の住宅街の走行が多い方にはおすすめのパワーユニットとなります。
1.8Lガソリンエンジンは、セダンとツーリングのすべてのグレードに用意されています。
このエンジンは、燃費性能がそれ程よくなく、ハイブリッドとの差約40万円を考えれば、少し無理してでもハイブリッドを選ぶのが賢明でしょう。
トヨタ・カローラを選ぶ場合は、走りを楽しみたいカローラスポーツであれば、6MTを搭載した1.2Lガソリンターボエンジンが面白いでしょう。
そしてそのほかであれば、少し無理してでもハイブリッドを購入するのがリセールバリューも含めて満足がいくことでしょう。
トヨタ・ カローラの買取価格は他のクルマとは少し違う
トヨタ・カローラは、現行の2019年発売のモデルで12代目となる人気車種で、日本のみならず、世界でも愛されている最もポピュラーなクルマです。
そのため、現行型のみならず、多くの年代のトヨタ・カローラが日本各地を走りまわっています。
トヨタ・カローラは、今までの顧客のターゲットが年配者であったことから、他のクルマとは平均使用年数も大きく異なり、新車購入から平均17年程度と、長く使用する人が多くなります。
そして、走行距離も実用的に使用するので10万キロ越えは当たり前となっているでしょう。
そのトヨタ・カローラですが、他のクルマでは全く値が付かないような年式や走行距離でも、10万円程度の買取価格が付くことが多くあります。
これはカローラが他のクルマと違った流通経路を辿ることが原因と考えられます。
カローラは、先に述べたように海外でも高い人気を誇っています。
そして、新興国の東南アジアなどでは、日本車の人気が非常に高く、古い日本の中古車でも高い値段で取引がされている実態があります。
日本で使用済みとなったトヨタ・カローラでも、まだまだ現役で十分走れるクルマがほとんどです。
ちょっと不具合があっても、新興国では何の不便もありません。
そのため、カローラが日本で使用済みとなり、日本国内では販売が難しくても、海外では高い値段で取引されるので、多くのカローラは高額査定となっています。
また、年式が新しく走行距離が少ないほうが当然高く買い取ってもらえるのが一般的な車買取ですが、カローラは年式が2.3年違っても価格変動はなく、また、走行距離も10万キロを超えていても買取価格にほとんど影響がありません。
このように、カローラはほかのクルマとは少し性格の違った車となっており、リセールバリューはかなり高いクルマといえます。