ビッグネームのレクサス GSが終焉
レクサスの日本での始動から、いやいや日本のセダンを語る上で外せない1台であるGSが2020年8月を持って販売終了となります。
セダン不調のいま、種々の自動車メーカーのビッグネームが消えていますが、トヨタ自動車関連で、特に多いですね。
GSのルーツは、1991年にトヨタ自動車からデビューしたアリストのレクサス版です。
アリストは、当時のクラウンマジェスタをオヤジ臭いとした方々、アンチクラウン層から人気のでた自動車で、4リッターエンジンのグレードを持つなど、当時のトヨタ自動車の高級セダンの1台として人気を博しました。
1997年の2代目アリストは、いまだに見かけてもカッコいいスタイルが特徴で、そのカッコ良さを上質なデザインにグレードアップさせた3代目から日本でもGSとなりました。
2005年のこの時点で残念ながらアリスト名は、消滅しました。
レクサス店の日本導入で、セルシオやアリスト、ソアラといった一時代を築いたビッグセダンが消えたときは、結構ショックをうけたことを思い出しました。
2012年に4代目へのフルモデルチェンジした際に、現在のレクサスのデザインアイデンティティであるスピンドルグリンが採用されました。
個人的にスピンドルグリルを受け入れていないことや、デザインアイデンティティにより車名がわからなくてもメーカーがわかることは全然魅力を感じないためか、GSがGSではなくなってしまい、アリスト→GSは終わってしまった!と思っていました。
そんな気持ちだったので、GSには目を向けていなかったのですが、いざ消滅となると、なぜだか感慨深いものがあります。
GSは、6月にラスト特別仕様車のEternal Touringを発表することが決定しています。
その価格を確認すると、710~900万円だということで、レクサスになり高級になったのはわかりますが、当時のアリストの2倍くらいのプライスというのは受け入れにくいですね。
最終型GSにブレミアム性がつきリーセルバリューを期待できるとは思えませんので、このままひっそりと終焉なのでしょう。
うーん、2代目アリスト、3代目GSは、今見てもカッコいいだけに残念です。
さすがにアリストは終了から15年くらいになりますので置いておいて、3代目GSは、走行距離の少ないモデルでも200万円ほどで手に入りますので、ちょっと手をだしてしまいそうになりました。
GS、お疲れ様でした。