間違いのない中古車の選び方
中古車を購入する指南書は、昔から数多く販売されていますが、その情報をすべて実行するのは、クルマにある程度詳しくなければ難しいといえるでしょう。
逆にクルマのことに全く詳しくない人のほうが、意外と間違いのない中古車選びができる可能性があります。
それは、クルマに詳しくないことからお店の人も割高でも壊れにくいクルマをススメてくることと、クルマに詳しい人と一緒に中古車店に足を運ぶので、間違いのない中古車購入が可能となる可能性が高いからでしょう。
それでは、中古車を選ぶときに、ハズレを掴まされないための見極め方をご紹介します。
クルマは、機械の集合体なので、年数が経つほど故障する部分が多くなります。
そして、走行距離も大きくかかわり、年数が新しくても走行距離が多くなれば故障する箇所は増えるでしょう。
しかし、クルマの故障は、走行距離が何キロ以上になったらとか、何年たったら確実に壊れるといった決まりがありません。
そこで、ある程度目安となる基準についてご紹介します。
中古車を購入するときには、クルマのカルテともいうべき点検記録簿を確認します。
どんなに古くても、そして走行距離が多くても、点検記録簿を見て丁寧な整備が実施されていれば、大きな故障をする可能性が少なくなります。
エンジンの確認やトランスミッションの状態を確認することも重要ですが、一般的にクルマの整備に詳しくなければ、エンジンルームを除いても全くわからないでしょう。
そして、最近のクルマのようにエンジンがカバーで覆われていては、エンジンオイル漏れさえ見逃す恐れがあります。
そこで、記録簿が非常に重要となってきます。
すべての記録簿には点検日時と交換部品、そして走行距離が記録されています。
これらの情報から、どのようなメンテナンスが行われてきたのか知ることができます。
そこで、クルマに詳しくない人は、この記録簿をもとに中古車店の人から整備状況の説明を受けるようにします。
そうすることで、故障しやすい中古車をつかまされる確率がぐんと減ることになるでしょう。