クルマは4本のタイヤが支えていますが、地面に接地している面積はタイヤ1本あたり、はがき1枚といわれていることから考えても、タイヤの性能は非常に重要なことがわかります。
タイヤ 選び
タイヤは命を載せています。
最近のタイヤ市場には、製造年月日が極端に古いタイヤから、格安の性能も不明な海外製タイヤが溢れかえっています。
タイヤは安いに越したことはありませんが、性能を今一度見直す必要があるといえます。
特に、車両価格が500万円を超えるような高級ミニバンに得体のしれないタイヤを履いているのを見かけます。
確かに、高級ミニバンを新車で購入して維持するのは大変であることはわかります。
しかし、クルマの走る、曲がる、止まる動作をダイレクトに地面に伝えるのはタイヤです。
そのタイヤの性能が悪ければ、ドライバーの意図する操作に合わない動きをしてしまうでしょう。
中には、安いタイヤでもゆっくり走れば問題ないという人もいるかもしれません。
しかし、高速道路を利用する場面も出てきますね。
高速道路でゆっくり走るなんてことはできません。
高速道路では100km/h程度で巡行することがほとんどです。
100km/hで走行すれば、当然タイヤへの負担は大きく、得体のしれないタイヤではバーストを起こす危険もあります。
そして雨が降っていれば滑りやすくハイドロプレーニング現象にもつながることでしょう。
遠くに出かけることを全く行わない人が、ミニバンを購入するとは思えませんから、得体のわからないタイヤでは不安しかありません。
大切な家族を守るためにも、そして周りに迷惑をかけないためにも、タイヤは安さだけで選ばずに、性能や耐久性なども比較検討した方がいいですね。
タイヤの空気圧 AIR SAFE
タイヤの空気圧が車内でわかる「Air Safe」登場!
今まで何故なかったのか不思議なぐらいの商品が、バスク株式会社から発売されている「Air Safe」です。
タイヤの空気圧は、ゲージを使いタイヤから直接空気圧を測定しなければならず、手間がかかることから後回しにされる機会が多くあるメンテナンスとなっています。
しかし、高速道路などのトラブルで多いのが、空気圧不足によるタイヤバーストが常に上位を占めていることが、JAFの調査でもわかっています。
空気圧不足のまま高速を走り続けると、バースの危険が高くなるスタンディングウェーブ現象という言葉を教習所で聞いた覚えがあると思います。
JAFでは、月1回のタイヤ空気圧点検を行うよう勧めていますが、実際に月1回タイヤ空気圧点検を行っている方はごく少数なのではないでしょうか。
そこで登場なのが、この「Air Safe」と呼ばれる商品「AS-CV2」になります。
4輪すべてにセンサーを取り付けることで、室内でタイヤの空気圧をリアルタイムで知ることができます。
取り付けは、タイヤ脱着を行いエアバルブと一緒に取り付けを行うのでタイヤショップで装着する必要がありますが、面倒な配線は一切必要がありません。
しかもセンサーのバッテリーは5年という長寿命なので、バッテリー切れの心配を頻繁に考える必要もないのも便利です。
「AS-CV2」の機能は、タイヤの空気圧とタイヤ温度をモニタリングし、リアルタイムで表示します。
もし異常があると警告音と点滅で知らせてくれるので、タイヤの異常が早期に発見できることから事故防止に役に立ちます。
クルマの安全装備は年々進化し、自動運転につながるような運転支援システムが搭載されている車種が多くあります。
しかし、車はタイヤで走っていることからタイヤは車を安全に走らせるために最重要パーツです。こういった装備が純正でなぜ装着されないのか不思議ですが、カー用品でこういった安全走行につながる便利な商品が販売されることは大いに歓迎すべきことでしょう。
日頃のタイヤチェックを簡単にできるこのアイテムを、検討してみてはどうでしょうか。