ホンダ フィットの販売台数
2020年1月34位1,735
2020年2月7位8,221
2020年3月2位14,845
2020年4月2位8,977
2020年5月3位7,235
2020年6月4位9,016
2020年7月5位9,213
2020年8月4位7,158
2020年9月6位8,922
2020年10月7位9,001
2020年11月8位7,161
2020年12月7位6,136
2020年1~12月4位98,210
2021年1月10位5,889
2021年2月12位5,782
2021年3月10位9,231
2021年4月17位3,359
意外に売れていない
コンパクトカーとして人気が高いホンダフィットは、2020年2月にフルモデルチェンジされ、先代のとがったスタイルから丸みを帯びたかわいらしいスタイルへと大きく変更して販売されました。
月の目標販売台数は、10,000台に設定されていたようですが、2020年2月8,221台と目標に一歩届きませんでした。
翌月3月は14,845台とかなり売れていますが、4月以降は販売台数は伸びず、順位も下がっていってます。
前のフィットは目標販売台数が15,000台に設定され、発売された2013年9月は19,388台と、目標台数を上回る実績を残していました。
この差がどこにあるのか考えたときに、世の中の嗜好性の変化が大きいですね。
日本には軽自動車があります。
軽自動車をより広く快適にするために背の高いスーパートールワゴンが登場しました。
この広く快適な軽自動車が、コンパクトカーのテリトリーを浸食したんでしょうね。
ホンダの軽自動車N-BOXは人気No1です。
コンパクトカーのフィットの購入を検討する時に、同じホンダのN-BOXを競合しているといいます。
当然、維持費は軽自動車のほうがトータルで安くなることに加え、運転のしやすさで小回りはフィットといえどもかないません。
フィットには、ホンダSENSING、e-HVと呼ばれるハイブリッドシステム、そしてボディスタビライジングシートを採用し、軽自動車とは大きく差別化を図っています。
特に、ボディスタビライジングシートは、人を研究し、骨盤を安定させ長時間座っていても疲れないシートを採用し、実際に好評のようです。
このほか、多くの先進技術を投入して販売しているにもかかわらず、売れ行きが振るわないのは、同じ時期に販売が開始されたトヨタヤリスの存在も大きいですね。
今までは、フィットにも走る歓びを感じさせるホンダならではの演出が多く見られました。
しかし、今回のフィットはホンダの走る楽しさより、快適性や運転のしやすさに重点を置き、女性向けの仕様に重点が置かれているように見られます。
フィットRSが復活すれば、形勢は変わるでしょうが、このままではトヨタヤリスにはかなわないでしょうね。