アコードの変遷はドラマチックです。
ホンダ自動車のミドルサイズセダンであるアコードは、1976年に初代がデビューという歴史のある自動車です。
来月には、新型へのフルモデルチェンジが発表され、ホンダ自動車の公式ホームページでも最新モデルのサイトが立ち上がっています。
このアコードの生い立ちは実にドラマチックで、ふと考えると、アコードって何なんだろうという気にさえなります。
そもそも初代アコードは、セダンのみならず、3ドアのハッチバックもラインアップされていたのですから。
3代目モデルでは、リトラクタブルヘッドライトを採用し、初代2代目からのデザイン面での脱却を図っています。
このモデルには、クーペも存在していて、後のプレリュードにつながっているのかなと、結果論ですが思うところがあります。
そして、4代目モデルでは、ハッチバックを廃止し、ステーションワゴンを追加するなど、ひとランク上のポジションに昇格しています。
その後、アコードのステーションワゴンがカスタマイズカーとして人気を博すなど、地味なイメージのセダンよりもステーションワゴンに脚光が浴びました。
もともと北米にも輸出されていたモデルでしたので、その販売に拍車をつけるべく、どんどんボディサイズが肥大化していきました。
ホンダ自動車の乗用車のヒエラルキーにおけるアコードは、どんどん上昇を続け、気が付けば、レジェンド不在時期には、フラッグシップモデルにまで昇華しました。
トヨタ自動車で言えば、ヴィッツのポジションだった車が、クラウンになったようなものです。
どうですか?
これを同じ名前で継続されているアコードって、ドラマチックと言えないでしょうか?
次期型のサイトを見ましたが、最近のセダンの主流になりつつあるクーペスタイルを取り入れた流暢なボディラインが魅力のエクステリアは、カッコいいの一言です。
現行モデルも気に入っている身としては、気になるフルモデルチェンジなのです。