車検費用の実際のところ
車検はかつて、言い値で行われており、2,000ccクラスのクルマでは15万円前後が相場といわれていた時期が長く続いていました。
しかし、車検制度が変わったことから、多くの車検代行業者が進出し、車検料金の価格破壊が行われてきました。
車検の意味は、車検と呼ばれる国の基準に合わせた検査を行い、現状で道路を走行するのに法律上問題ないか確認するための検査です。
また、この車検の時に合わせて徴収されるのが、重量税と自賠責保険となります。
そして、クルマにはもう一つ法定点検というものが存在します。
この法定点検ですが、12か月ごとに行う義務がクルマの使用者にあります。
また、車検の時には24か月法定点検が行われます。
この法定点検が、じつは整備工場にとってドル箱となります。この法定点検は、12か月も24か月も義務であり、受けなくても罰則はありません。
しかし、クルマは機械の集合体なので、必ずどこか故障するリスクがあります。
そのため、24か月点検はしっかり受けたほうが安全に走行するためにも良いでしょう。
しかし、車検時にこの24か月点検でかなり水増ししている整備工場が今でもかなり多くあります。
そして格安車検と謳っている業者でも、見積もりと実際の車検金額が異なるのは、この法定24か月点検の整備内容によるからです。
クルマは、非常に難しい機械の集合体なので、整備工場任せになるのもわかります。
しかし、この点検整備費用さえ安くできれば車検は大幅に安く済ませることが出来ます。
そこで、車検を受ける場合は、交換や調整にかかる整備費用を安く設定している業者を探すことです。
また、まだ使えるのに交換をしたり補充を強要するような業者は避けなければなりません。
整備業者は、ウィンドウォッシャー液1本でも高い金額で売ろうとしますから、車検費用をごまかされないように、よく確認することが大切です。
クルマのことは、わからなくても、交換が必要になったり、補充が必要となるようなら、なぜ必要なのか、そして交換しないとどのくらいでダメになるのかといったことを聞いてみてください。
その対応で整備業者の良し悪しが判ります。笑
適正なきちんとした整備で、損がないように車検を受けられますように。
