改めてSUVが主流の自動車業界になったとカリナンを見て思った
走っていると目が留まるモデルが存在します。
ロールスロイス カリナンもその1台ですが、住んでいる地域ではロールスロイス自体をあまり見かけないため、余計に目が留まります。
ベントレーも然りで、フライングスパーは滅多に見かけませんが、ベンティガはたまに見かけます。
改めて、自動車業界の売れ筋はSUVなのだと実感しています。
ロールスロイスと言えば、地方であれば一軒家が買えるほどの金額を自動車に費やすわけで、運転手付きの超セレブリティが乗るもの。
セダンで何も不自由がないはず。
でも、あえてSUVって、選択肢はどういう心境なのか?
雪国などでは重宝しそうですが…。
この各自動車メーカーのSUVラインアップの波は留まることを知らず、ボルシェでも驚き、ランボルギーニではもっと驚き、ベントレー、ロールスロイスときて、ついに、アストンマーチンやフェラリーまでと行き着くみたいです。
この波によって、砂漠のロールスロイスの異名を持ったレンジローバーが、微妙になっちゃいました。
さて、本物のロールスロイスでは、現在、最上級のファントムを筆頭に、通常?モデルのゴースト、クーペのレイス、オープンのドーン、そして、SUVのカリナンというラインアップで、ファントムは別格のショーファードリブンモデルで、ドライバーズカーとして、セダン、クーペ、オープン、SUVを選択するという流れでしょうか。
ドライバーズカーとして考えたときに、現在主流のSUVを選びたくなり、ロールスロイスにもSUVがあるんだからカリナンにしようと考える?のでしょう。
もともとファントムも室内空間の関係から全高が高いモデルでしたが、カリナンはSUVでクーペルックではないため、さらに全高は高く、現車はかなり大きく見えます。
プロポーションは、全長5340㎜、全幅2000㎜、全高1835㎜となっています。
車重は2750㎏もありますが、V12で6748㏄もあるエンジンは、SUVとは思えない重厚なロールスロイスの走りそのものです。
インテリアも従来のロールスロイスの自動車と大きく変わらず、車内だけではSUVということをまったく感じさせません。
もう異次元の自動車といっていいロールスロイス カリナン、お値段は、3820万円です。
アウディの最上級SUVのQ8を3台買っても、お釣りがきちゃいます。
こんな自動車でオフロードを走ろうとは思わないでしょうが、世界的にはSUVなんですね。
日本人の感覚だと、高級ミニバンが各社から登場したら、面白そうですけどね。