ホンダは「ホンダe」VWも「アイディ.3」を発表
環境問題が叫ばれるようになり、燃料供給や環境面で内燃機関の限界が騒がれています。
そして世界に先駆1997年に量産ハイブリッド車の販売を開始したのがトヨタプリウスでした。
その後、トヨタの快進撃は続きハイブリッド王国となった日本でしたが、世界に目を向けると、ヨーロッパではディーゼルの低排出ガスがもてはやされ、
そしてダウンサイジングターボの開発が大きく進んでいました。
しかし、それは数年前の出来事であり現在の自動車産業は、どこの国のメーカーもEVにかじを切っています。
EVと言えば、日産リーフやアメリカのテスラが有名ですが、すでにこれも過去の話となろうとしています。
そして、ついにホンダやVWが新型EV車を相次いで発表しました。
ホンダの「ホンダe」は、すでに市販タイプの公開が行われて、EV先進国ノルウェーをはじめ、イギリス、フランス、ドイツに2020年から納車が開始されるようです。
「ホンダe」は、1回のフル充電で200km以上走行が可能となっており、しかも30分の充電で80%まで回復できるといいます。
グレードは2種類用意され、136PSと154PSがヨーロッパで販売が開始されます。
日本での販売は公式ホームページ上では2020年発表予定とありますから、もう少し待たなければなりません。
そして、VWも2020年夏からの納車を開始予定とする、「アイディ.3」が発表されました。
「アイディ.3」は、VWのモジュラーエレクトリックキット(MEB)をベースに開発された電気自動車で、今後このMEBを使い合計33車種のEV車を世に送り出す計画だそうです。
そして、VWでは、今までの内燃機関から電動化に向けた改革を2018年から実施しており、ドイツのVW組み立て工場は、段階的にEV車専用の組み立て生産ラインと生産ロボットを導入し、2020年までに生産ラインがEV車専用に生まれ変わるといいます。
このように、世界の自動車産業はEV化に向けてシフトしており、ガソリン車やディーゼル車が街を走らなくなる日も遠い未来の話でなくなるかもしれません。